キャッツクローの成分が免疫バランスを整える

ペルーの薬用植物キャッツクローに含まれる成分には、関節炎などの炎症に働きかける効果と、免疫バランスを整える効果があります。

そもそも免疫とは身体が本来持っている細胞と身体に入ってきた異物を区別して、体外に排除する役割があります。
しかし、食生活や加齢、疲労、過労、睡眠不足、飲酒、喫煙、ストレス、運動不足などの様々な生活習慣によって免疫バランスが崩れます。免疫力が低下することで、風邪やインフルエンザをひきやすくなり、反対に免疫力が上がりすぎると自己免疫疾患になり、異物ではなく自分自身の細胞を攻撃するようになったりします。それにより、アレルギー症状や花粉症やうつ病、気管支ぜんそく、関節リウマチなどを引き起こす原因となってしまいます。

免疫力は、高すぎても低すぎても不調の原因となる免疫異常を起こすため、免疫バランスを整えるという事が重要なのです。

キャッツクローと免疫の関係

キャッツクローの抽出成分には免疫機能を正常にする働きを持つイソテロボディンをはじめ、6種類以上のアルカロイドを含んでいます。アルカロイドとは、植物中に含まれる塩基性の物質の総称の事で、このキャッツクローのアルカロイドが身体の免疫組織を刺激することで、免疫機能が活性化され、身体に侵入した細菌などを繁殖させない働きを高めてくれるのです。

キャッツクローのアルカロイドの配合は、化学的合成で作成されたアルカロイドよりもバランスが良く優れているといわれており、この絶妙なアルカロイドの相乗効果による免疫機能の改善は、研究結果でも報告されています。

このような研究により、キャッツクローの効能の一つとして免疫機能が正常になることで免疫バランスが整うという働きが世界で注目されるようになったのです。
アメリカでは1970年代のキャッツクローのアルカロイドの発見により、研究が進んだ結果、アルカロイドの抽出方法及び免疫活性化機能に関する4つの特許が出されています。

世界ではキャッツクローを治療に取り入れています

キャッツクローは1990年代の初期からペルー及びヨーロッパで免疫療法の治療に使用されてきました。他にも、キャッツクローはハーブ医療として、免疫活性・免疫調整などを始め、胃炎・関節炎・リュウマチ・神経痛・慢性炎症・帯状疱疹のようなウイルス病などに使用されていると伝えられています。

また、キャッツクローはオーストリアではリュウマチ処方薬の医薬品としても承認されています。
その安全性については1994年にWHO世界保健機構に副作用が無い薬用植物として認められており、継続摂取においても安全性がある植物です。

現代社会では生活習慣病を始め、ストレスなども多く抱えており、免疫力が低下しやすい環境といえます。体の基本となる免疫バランスを整える事は、様々な不調を予防する事にも繋がります。キャッツクローはサプリメントで手軽に摂ることが出来るので、日々の生活に取り入れてみませんか。

参考文献:Mr.Lwsilie Taylor著者(2002年)「Herbal Secrets of the Rainforest」(熱帯雨林のハーブ(薬草)の秘密 第2版)

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