そもそもビタミンCは、美肌づくりから免疫を高める効果までさまざまな作用をもつ栄養素です。しみやそばかすの原因となるメラニン色素の生成を抑え、体内のたんぱく質の約30%を占めるコラーゲンの合成に働きかけます。コラーゲンは細胞と細胞をつなぎ、毛細血管、皮膚、粘膜、骨などの健康を維持するため、コラーゲンが細胞を強化することで風邪などのウイルスを予防します。ビタミンCの不足によりコラーゲン形成が不十分になると、血管壁の細胞がゆるむ事で出血しやすくなったり、骨も弱るため骨折しやすくなったり、細菌に対する抵抗力が弱まりダメージを受けた組織が再生しにくくなるといった事に繋がります。
特にどんな人にビタミンCは必要?
一般的に寒い時期は外敵ストレスも大きくビタミンCの消耗は激しくなるといわれています。さらに、タバコを吸う人はビタミンCの消耗が大きく、喫煙者は欠乏症になりやすい傾向にあります。
また、妊婦や授乳中のお母さんも母体の健康と赤ちゃんの成長を支えるためにビタミンCを多く摂取するように厚生労働省が推奨しています。
ビタミンCは体内で作る事がでないため体外からの摂取が必須となり、水溶性で過剰摂取による心配もないため積極的に摂りたいビタミンなのです。
【こんな方にビタミンCがおすすめ】
- しみやそばかすが気になる
- 日焼けが気になる
- 貧血気味
- ストレスが多い
- 風邪をひきやすい
- 疲労気味
- 便秘気味
- 妊婦、授乳婦
- タバコをよく吸う人
そんな積極的に摂りたいビタミンCですが、熱に弱いので野菜などの食品からとる場合は調理法に注意が必要となります。そのため、ビタミンCを効率的に摂るのに適しているのがサプリメント。
市場には数百円のものからビタミンCのサプリが売られており、ビタミンCのサプリは1日に摂れるビタミンCの量だけが注目されがちです。
しかし一番注目して欲しいのは【原材料名】にあります。
ビタミンCのサプリメントの原材料名をチェック!あなたのサプリは天然?合成?
ビタミンCには、化学合成された合成ビタミンCと果実由来の天然ビタミンCがあります。合成ビタミンCは、デンプンなどを原料にして、ビタミンCと化学合成で同じ分子構造を持った栄養素です。大量生産ができてコストも安く抑えることが出来るため、市場に流通している多くのものが合成ビタミンCになります。
合成ビタミンCが原料になっている場合は、原材料名に物質名である「ビタミンC」と記載されています。
一方で果実由来のビタミンCは、アセロラやローズヒップ、カムカムなどの抽出した「果物類の名称」が原材料名として記載されています。
果実由来のビタミンCは熱に弱く、時間経過によって劣化しやすいため高含有のビタミンCを維持して製品化することは大変難しいことですが、身体に優しくフルーツを食する感覚でビタミンCを摂取できます。
ビタミンCを多く含む果物
<100gあたりのビタミンC量>
- カムカム 2,780mg
- アセロラ 1,700mg
- グァバ 220mg
- レモン 100mg
- キウイ 69mg
- イチゴ 62mg
ビタミンCのサプリメントを選ぶときには、大抵の場合は原材料名が表示されているので確認してみて下さい。
ポリフェノールも一緒に摂れる果物由来の天然ビタミンC「カムカム」がおすすめ
「カムカム」は、果物の中で最もビタミンCを含んでいるスーパーフルーツです。ペルーアマゾン原産のフトモモ科の植物で、アマゾンの川辺や湿地などに自生しています。
高含有のビタミンCを含んでいるだけでなく、完熟したカムカムの実は濃い赤色をしており、体の酸化を防ぐ天然ポリフェノールも多く含有しているのが特徴です。
人の体は呼吸をして体内に酸素を送り続けるたびに、酸化の原因となる活性酸素を作り続けます。活性酸素が増えてくると、しみやシワといった老化現象が進む原因や生活習慣病の原因にもなります。
数あるビタミンC商品の中でも、特に天然のビタミンCと抗酸化成分の天然のポリフェノールが豊富に含まれている事から、健康志向の方や美容の関心が高い女性に支持されています。
ビタミンCサプリメント摂取のポイント!
手軽に補給できるサプリメントから摂る場合は、水溶性のビタミンCは2~3時間で体外に排泄されるので、毎食ごとに補給するのがおすすめです。
一日の推奨摂取量100mgを満たしており、かつ分けて摂れるようになったサプリがビタミンCサプリとして効率的に摂り入れられるサプリになります。
◇ビタミンCの食事摂取基準(推奨量)
成人男女 100mg/日