妊活ってなに?妊活の具体的な進め方を紹介!妊娠したいと思ったら「今の自分の身体を知る」ことから始めましょう。

妊活の進め方

最近、「妊活」という言葉をよく耳にしませんか?その意味は「妊娠についての正しい知識を身につけ、自分の身体の状態を把握し、妊娠するために前向きに活動をすること」です。また、「将来、自然に妊娠しやすくするための身体づくりや生活スタイルを整えること」も意味しています。
近年、女性の社会進出によって晩婚化が進み、高齢出産の数も増加しています。それに伴って、妊娠・出産に対するリスクにも注目が集まるようになり、妊活という言葉が広く認知されるようになったのでしょう。

国立社会保障・人口問題研究所が2015年に調査した「第15回出生動向基本調査」によると、不妊について不安に感じている夫婦は35.0%ほどいるようで、18.2%の夫婦は実際に不妊症の検査や治療を経験しているのだそうです。なお、年々、不妊に悩む夫婦は増えており、妊活の注目度も上がっています。

不妊治療中の人やすぐに妊娠を希望している人はもちろん、近い将来、妊娠を検討したいと思っている人が妊活を行うことは、もはや珍しくありません。では、実際に妊活は、どのように進めていけばいいのでしょうか。

妊娠したいと思ったら…

まず、妊娠したいと思ったら「今の自分の身体を知る」ことから始めます。今の自分の健康状態や生活スタイルを客観的に見て、何をすることが必要か考えてみましょう。

●妊娠力チェック

子宮や卵巣の病気の有無、排卵がきちんとされているかなどをチェックします。具体的には婦人科へ行って、「ブライダルチェック」(性感染症などの検査、子宮・卵巣の検査)を受けるといいでしょう。さらに、風疹の抗体の有無、B型肝炎、C型肝炎、貧血のほか、肝臓や腎臓の機能までもチェックする人もいます。
特に、風疹は妊娠初期の女性がかかると、胎児が風疹ウイルスに感染し、難聴や心疾患などの障害を持って産まれてくる可能性があるとされています。なお、風疹の予防接種は、妊娠していない時期(生理中、またはその直後が確実)に受ける必要がある点には注意しましょう。

●基礎体温を測る

検査の結果、妊娠することに問題がないようでしたら、妊娠するための活動を始められます。
まずは排卵日を予測するために、基礎体温表をつけるようにしましょう。基礎体温とは、「寝起き直後で身体が一番安静な状態にあるときの体温」のことを指します。少し寝返りを打っただけでも体温は上昇してしまいますから、朝、目を覚ましたタイミングで身体を動かさず、寝たままの状態で測ります。ポイントは、毎日同じ時間帯に測って表にすることです。

基礎体温

理想的な基礎体温表は、1つの生理周期が「低温期」と「高温期」に分かれている状態です。排卵日を境にして、月経期と増殖期(卵胞期)は低温期、分泌期(黄体期)は高温期となります。基礎体温を記録することで自分の排卵期が予測できるようになり、計画的な妊娠がしやすくなるのです。

●生活習慣を見直そう

基礎体温表をつけると同時に、生活習慣を見直す必要もあります。具体的には以下のポイントをチェックしてみましょう。

  • 喫煙・飲酒をしている
  • 毎日の食事回数、内容
  • 適度な運動
  • ストレスや疲労
  • 不規則な睡眠時間や睡眠不足
  • 肥満、過度なダイエット

喫煙や飲酒が胎児へ悪影響を及ぼすことは言うまでもありませんね。特に喫煙は、ニコチンへの依存度が高く、妊娠を希望する人は早い段階で禁煙する必要があります。
喫煙をすると、体内に活性酸素が発生します。この活性酸素が増えすぎると身体全体に酸化ダメージを与え、特に子宮や卵巣の遺伝子を傷付けてしまうといわれています。その結果、卵巣の老化を早め、着床率や卵子の数・質が低下してしまうのです。なお、副流煙でも同様のダメージを受けてしまいます。パートナーが喫煙している場合も、なるべく禁煙してもらうようにしましょう。

また、バランスのいい食事で葉酸やミネラル(カルシウム・マグネシウム・亜鉛など)といった妊娠に関わる栄養素を摂り、適度な運動をして健康な身体をつくることで、血液の循環や各器官の働きが良くなります。
女性は冷え性の人が多いと思いますが、その原因は血行不良や筋肉不足であることがほとんどです。身体が冷えていると子宮や卵巣の機能低下、女性ホルモンの分泌低下、生理不順などを引き起こします。各器官の活動を促すためにも、身体を温めてあげることが必要です。手袋や靴下、腹巻などを利用して身体を温めてあげましょう。

ホルモンバランスを整えよう

妊娠には、ホルモンバランスがとても深く関係しています。特に妊娠前の場合、ホルモンバランスと身体の関係を知っていると、妊活の効果が大きく変わってくるので重要です。

女性の身体の中では、排卵や妊娠に備えて、さまざまなホルモンが働いています。子宮内膜を厚くして頸管粘液の分泌を促すことで、受精卵が着床しやすい環境をつくる「エストロゲン(卵胞ホルモン)」や、子宮内の着床環境を整える「プロゲステロン(黄体ホルモン)」など、たくさんのホルモンが生理周期に合わせて分泌されます。これらのホルモンバランスが乱れていると、生理周期が整わず、排卵がきちんと行われないなど、妊娠しづらい状態になってしまうのです。

ホルモンバランスは、ちょっとしたことでも刺激を受け乱れてしまいます。特に、ホルモンを分泌する視床下部は自律神経のコントロールを担っているため、睡眠不足や疲労、ストレスなどの影響を強く受けてしまいます。ストレスや疲労を感じやすい人は、意識して休息を取るなど、ホルモンバランスを整えるといいでしょう。

マカ

「マカ」がホルモンバランスを整えてくれる

南米ペルー原産の高山植物「マカ」は、栄養価の高い野菜として知られています。妊活というと「葉酸」を中心とするサプリメントを思い浮かべる人が多いようですが、妊娠前の身体をサポートするには、実はマカが適しているのです。

「マカは排卵直前の一過性の黄体形成ホルモン分泌の減少が誘発する不妊症に効果が期待できる食品であると考えられます。また生殖系の機能は、ストレスの影響を非常に受けやすく、いわゆる生理不順などもその一つといえ、マカには、ストレスなどで低下した生理機能を改善する作用があるのではないか」。
(Journal of Ethnopharmacology 2014年2月3日号掲載)

マカが含有する必須アミノ酸やミネラルなどの有効成分が、女性ホルモンの分泌を促す下垂体に働きかけ、優れた栄養素がホルモンバランスの調整をサポートしてくれるそうです。

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